長男真治が出家得度いたしました。
令和六年三月二十六日、真言宗豊山派大本山護国寺にて長男真治(まさはる)が得度式に臨みました。得度式とは出家して僧侶になるために行われる最初の儀式です。
朝から冷たい雨が降りしきる中、総本山長谷寺化主浅井侃雄猊下御親修のもと厳粛に執り行われ、十九名の新発意(しんぼっち:菩提心を起こして、仏門の修行に入る者)が誕生しました。発心して両親に別れを告げ、導師さまから戒を授かり、仏弟子としての僧名真治(しんち)が与えられました。黒衣、袈裟をつけて僧侶へと姿を変えていくその様は頼もしくも感じられました。大学の入学式を間近に控えていたため、剃髪することには多少難色を示していましたが、寺を継ぐためには避けて通れない道と覚悟を決めたようです。
出家得度したといっても僧侶としての第一歩を踏み出したに過ぎません。八月一日からは、同じ護国寺で三十三日間に亘る修行が待ち受けております。さらに幾つかの修行を積み、僧侶としての資格を取得するまでには数年間を要する見通しです。まだまだ未熟者ですが、精進を重ね檀家様のお役に立てるよう努力させていく所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。